タイ・バンコクで予防接種を受けるには

タイ駐在をはじめ、東南アジア諸国、南アジア・アフリカへ赴任・出張される方へ

出張や赴任で感染症が多発している地域へ行く機会がある方の予防対策としては、予防接種を受けることが最も重要です。ワクチンによっては、複数回の接種が必要ですので、お早めにご相談ください。

※「予防接種」とは、感染症の予防のために、抗原(病気を起こさない弱い、または死んだ病原体)を体内に入れ、その病気に対する抗体(抵抗力)をつけることをいいます。予防接種を受ければ必ずその病気にかからないというわけではありません。

予防接種の受け方

  • かかりつけやご希望の医師が特になければ、予約なしでも受診可能です。
  • 団体で受診をご希望の場合は、受診される方の氏名、生年月日、希望受診日時、ワクチン名をあらかじめご連絡下さい。

接種スケジュールとワクチン料金

  • 接種のスケジュールは、ワクチンの種類、それまでの接種履歴、年齢などによって異なります。医師の診断に必要ですので、予防接種の記録をお持ちください。
  • ワクチンの料金については、接種希望の病院へお問い合わせください。
  • ワクチンの料金はほとんどの保険が適用されません。保険の適用有無ついては事前に保険会社にご確認ください。
  • お子さまの予防接種スケジュールについては小児科のページのご案内をご覧ください。

サミティヴェート病院スクムビットで受けられる予防接種

下記のうち、全てのワクチンが接種できます。

サミティヴェート病院シーナカリンで受けられる予防接種

下記のうち、黄熱とコレラを除くワクチンが接種できます。

サミティヴェート病院シラチャーで受けられる予防接種

下記のうち、黄熱を除くワクチンが接種できます。

  • A型肝炎(Hepatitis A)、B型肝炎 (Hepatitis B)

    いずれもウイルス性肝炎です。東南アジアや南アジアでよくみられます。

    A型肝炎は水や食べ物から経口感染し、B型肝炎は血液・体液を介して感染します。日本人は免疫を持っていない方が多いので、海外長期滞在をする場合は予防接種をお勧めします。また、予防接種が完了してから、抗体の成立の確認をされることもお勧めします。

    ※A型とB型の混合ワクチンもあります。

  • 破傷風 (Tetanus)

    破傷風菌は、全世界の土壌中に存在していますが、予防接種をしない限り抗体はできません。発症すると致命率が高いので、不慮の事故や外傷に備えて、予防接種をお勧めします。

  • 日本脳炎 (Japanese Encephalitis)

    日本脳炎ウイルスに感染した蚊に刺されて感染します。東南アジア、中国、インドで流行の多く見られる疾病です。バンコク以外の地方、特に北部、またその他の多発地域に行かれる方は接種をお勧めします。

  • 腸チフス (Typhoid) 

    チフス菌で汚染された水や食べ物から感染します。衛生状態の悪い環境で食事の機会がある方は、接種をお勧めします。

  • ポリオ (Polio)

    流行しているインド周辺国、アフリカ、中近東地域に渡航される場合にはポリオの接種及び追加の予防接種をお勧めします。特に1975年から1977年生まれの方はポリオの抗体が少ないといわれていますので、追加接種を1回受けましょう。

  • 狂犬病 (Rabies) 

    狂犬病ウイルスに感染した動物(犬・猫・牛・馬・ネズミ・ヤギ・コウモリ等)に咬まれたり引っ掻かれたりした傷口から感染します。狂犬病が多発している地域に行かれる場合や、動物と接する機会の多い場合は接種をお勧めします。なお、狂犬病ワクチンは完全に有効ではなく、万が一咬まれた場合に全身に悪化させない効果が期待できるものです。

    また、咬まれたり引っかかれるなど感染の危険があった場合には、傷口を洗浄・消毒し、すぐに医療機関を受診してください。予防接種を受けていても、さらに狂犬病ワクチンの暴露後接種が必要な場合があります。

  • コレラ (Cholera) 

    不衛生な食材や調理環境でコレラ菌に汚染された水や食べ物、またコレラ患者の排泄物に汚染された水や食べ物から感染します。コレラが発生する地域へ行く機会がある方は接種をお勧めします。

  • 黄熱 (Yellow Fever) 

    黄熱予防接種の国際証明書が必要な、アフリカ中部や中南米の国に渡航される場合には接種が必要です。

  • インフルエンザ (Influenza)

    インフルエンザ予防接種の有効率は70%程度といわれています。また毎年流行する型が変わるため、年に1回の接種が推奨されています。

  • 子宮頸がん予防ワクチン

    子宮頸がんは、ほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で発症することがわかっています。

    子宮頸がん予防ワクチンの有効率は100%ではないため、接種後も定期的に子宮頸がん検診を受けることをお勧めします。